カザミドリ ~アラサー女のつれづれ見聞録~

旅行・本を中心に、日常からのtripが好きです。ヨーロッパ中心。

 

旅に出たくなる本①「パリでメシを食う」

このブログを読んでいただいている方は旅行好きの方が大半だと思いますが、事前の準備で何をしますか?

ホテルや観光地、グルメスポットの検索、移動手段の確保、しおり作り・・・等々、個人手配旅行をするにはいろいろな準備が必要ですよね。

 

私が個人的にいつも行っているのはガイドブックではない「本の選定」です。読書が好きなので日頃からいろいろ読みますが、旅行先にまつわる本を事前に読むか、読めない場合は必ず現地に持っていくようにします。

とはいっても、本を選ぶタイミングは様々。

本を読んでいて、行ってみたいな~と思った場所を旅行先にすることもありますし、現地に行く直前にピンとくる本があってお供にすることもあります。その場合は機内でひたすら読みますね。

大体一つの旅行先で一冊、<旅のテーマ本>みたいなものを選んでいます。

 

 

さて、今回はパリに行ったときのお供本のご紹介を。

川内有緒さんの「パリでメシを食う。」です。

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パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫)

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感想(3件)

著者はパリで働いていた元国連職員(たぶんUNESCO)。

タイトルだけ見るとグルメ本のようですが、そうではなくて、著者がパリにいる間に知り合った、それぞれに訳あってパリで働く日本人たちのルポルタージュです。

その人選がまた秀逸で、アーティスト・カメラマン・料理人・大道芸人など、いわゆる駐在サラリーマンは一人も出てきません。(著者の同僚が一人出てきますが、普通のサラリーマンとはずいぶん異なる環境です)

会社の異動によって日本の会社から駐在している人は出てこず、自分の選択によってパリに行きそこで生計を立てている人たちのライフヒストリーが著者の目線から描かれています。

 

著者自身の話は別の本にて詳しく書かれているので割愛しますが、“国連という巨大な組織の中で仕事に対するスピード感と実感がいまいち持てていないことにフラストレーションのある(ように見受けられる)著者”が、“いわゆるフリーランスの人たちを描き出す”その目線が、サラリーマンとして働く人としては共感が得られることが多く、まるで自分がそれぞれの人の話を直接聞いているような不思議な感覚になります。

直接彼ら/彼女らが実際に生活する場所にパリ観光で行くことは正直あまりないかと思います。が、この本を読むとパリに対する目線が変わり、観光地の裏にある暗さや、その中で必死に毎日生きている人がいるということを考えながら街を歩けるようになるかと思います。

ただの観光地としてではなく、パリに対する感覚を複合的に持つことのできるようになる本だったと思います。旅のお供に、ぜひ。

 

※著者自身の話についてはこちら。この本もおすすめです。↓

パリの国連で夢を食う。

パリの国連で夢を食う。

 
パリの国連で夢を食う。 (幻冬舎文庫)

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※本の中に出てくる場所で観光地としていくとしたら、スクワットの<59RIVOLI>でしょうか。 私は時間が合わず行ったことがないので次こそはと思っています。